午後のお客様
『10年以上も夫婦二人で生活してまして、今さら離婚とまでは考えないですが・・・・
専業主婦とはいえ、おかげさまでお金はあるので、あれこれカルチャースクールにも通いまして、そろそろ自分でも何か仕事できたらいいなって思うようになってきて・・・・
でも、どうなんでしょう・・・夫に原因がすべてあるわけではないと思ってますが・・・
たまに無性に離婚を考えることがあります・・・・
私は専業主婦なので仕方ないのかもしれませんが、夫の支配的な態度に、召使いじゃないんだからと腹を立てたり、あれこれ言われるのが嫌で、反発したくなるんです。
でも、言ってもわかってもらえないので、けっこう長いあいだ我慢してきました。』
ご主人さまは、ずっと働いてくださってるんですよね?
『はい』
男性にとっての愛情表現はお金ですから。
女性の感覚とは違いますよ〜
『お金ですか?』
はい、ちゃんと今まで養ってもらっていて、スクールにもあれこれと通わせてもらってましたよね。
『たしかに』
逆の立場だったらどうですか?
もし、自分が夫で妻が専業主婦。
残業や休日出勤までして頑張って稼いで、奥さんは、そのお金をあれこれ買い物したり旅行行ったり、自分だけおいしいもの食べたり、カルチャースクール行ったりしてたら?
私だったら、ちょっとムカつきますが。
『あ〜、たしかに、私が夫だったら絶対嫌です、家の中のことを先にやれって文句もいいます。(笑)』
ですよね、そこが男性と女性の感覚の違いです。
男性は、稼いで家族を守って当たり前って思ってるから、奥さんだけ遊んでも怒らないし、責めたりしないでしょ?
『はい、そうです、そうでした!』
疲れたからおまえが働けとかって、仕事を投げ出すとかせず、ひたすら働いてくれて、それで奥様が好き勝手できてたわけですよね?
『あ〜・・・、はい。そうです。
それって、愛情なんですね・・・・』
それは、ご主人様の愛、家族を思う当たり前の愛情なんですよ。
働きながら、恩きせがましく、働いてるのはお前のためだ、これは愛の証だなんて言わないですよね。
『はい、普通に働いてくれてます。
たまに晩ご飯に魚が続くと、うちの食事は粗食だな、なんてボソって言ったりしますが。(苦笑)
でも、よく考えたら、家族のために稼ぐのが当たり前って思ってて、帰宅して晩ご飯が粗食続きだったら・・・、なんで?って思いますよね。』
でも、ご自分はお友達と美味しいランチを食べ、大好きなカルチャースクールに通って楽しんでますよね。
『そ〜です、なんか、私って、とっても自己中ですよね!
夫が当たり前にしてくれてることを感謝もせずに文句言って、ひどい人だ〜!
かなり、ひどい人だった〜!
・・・・』
まあ、気がつかないでいると、そんな残酷なこともできちゃうわけです。
『役割の使命感がもともと違うってことだったんですかね?
だったら、家の掃除のこととか言われても当たり前に思える気がします・・・』
男性の愛はお金だって、ここを勘違いしてる女性が多く、混乱のもとになります。
これも、幼少時のお母さんの時から、勘違いが始まります。
『え〜〜!そうなんですか?幼いころのことって全く覚えてないですよ』
そうですね、私も覚えてなかったですから。
でも、奥底で覚えてるんですよ〜
『へぁ〜・・・』
赤ちゃんにとって、お母さんはなんでもしてくれて当たり前の人。
たとえば、年子のお兄さんと、2つ違いの生まれたばかりの妹さん とあなた。
想像してみてください。
あなたは2歳。
お腹がすいて泣いてますが、お母さんは、赤ちゃんの妹さんのミルクをやっています。
その時、あなたはどう感じましたか?
『えっと・・・あ〜誰もいない、って・・・
・・・我慢して、悲しい・・・・悲しんでますね』
なかなか来てくれないって思った時、お母さんに対して、どう思いましたか?
『私をほったらかしにしてひどい!って。
謝ってほしかったですね。
あ〜、そんなこと思ってたんだって、今は思いますが・・・』
で、その願いが叶わなかった時、お母さんに対してどう思いますか?
『フン!って、グレテやる!って。
素直になれないです。兄弟のが大事なんでしょ!
どうせ私のことなんか考えてくれない!って心を閉ざします』
そうですね。
では、ちょっと紙に書いてみましょう。
赤ちゃんからみたら、お母さんはなんでもしてくれるべき人なので
【母親は他の兄弟よりも自分をかわいがるべき、そうしないならぐれてやる、ひねくれる】
『あ〜、今は大人だからおかしいって思うけど、そう思ってたと思います。
ぐれてやるっていうのは注目して欲しい、ひねくれるは甘えたいけど甘えられないってかんじ』
では、ここに、一般的に、をつけてみましょう
【一般的に母親は兄弟よりも自分をかわいがるべき、そうしないなら自分はぐれるし、ひねくれる】
『いや〜、おかしいですよね(笑)、客観的にみたら、絶対おかしいです』
では、この母親の部分を’夫’に変えてみましょう。
『え!(@ ̄Д ̄@;)
お、お、夫は、何よりも自分をかわいがるべき。そうしないならグレテやるし、ひねくれる』
どんなかんじがしますか?
『きゃ〜〜〜!ビックリ!
なんだか、しっくり来る、やだぁ〜、本当はこんなこと自分は思ってたんだ・・・・
え〜〜〜、注目されたいとか、甘えたくても甘えられないとか言っちゃって(^▽^;)
私・・・こんなこと思ってたんですね・・・・まるで子供ですね!
やだけど・・・自分のことだって、わかります。
マジですか?ってかんじ・・・』
そうですね〜
2歳の時も、だんなさんの時も、ずっと我慢してるって言ってますし、同じパターンですね。
『きゃ〜〜〜、もうもう、びっくり!びっくり!
そういえば、昨日、カルチャースクールの用意するから先に寝ててって言ったんです。
夫は、先に寝室に行き、その後、寝室からラインが来たんです。
最近、カルチャースクールが楽しいみたいでよかったと思ってるよって(^▽^;)』
愛されてるでじゃないですか〜〜〜〜!
『私が素直になれていなかっただけだったんですね、本当に夫に申し訳ないです(;^_^A』
潜在意識の中に、2歳の時に決めた自分の法律がそのまま残ってるんですよ。
自分を一番かわいがるべき、ほったらかされたら、我慢する、ぐれる、素直にならない、って。
大人の顕在意識は、脳の5%、残り95%は潜在意識です。
つまり、顕在意識の知らない、コントロールできない部分が95%あり、その脳で生活してるんです。
この潜在意識の中にある、子供のままの自分をコントロールしないと、顕在意識とのあいだで混乱が起こります。
顕在意識と潜在意識が同じ方向を向いていたら物事はスムーズに行きます。
でも、逆方向の向きだったら、大人の自分は混乱し、これは問題だ!となります。
大人の自分の思考なのか、幼少時の潜在意識の思考なのか、見極めないと。
幼少時の潜在意識は、とにかく自分勝手な自分に都合の良い記憶を作ってますからね。
大人の自分は、その作られた記憶を正しいと信じちゃうんです。
ちょっと、幼少時にさかのぼるヒーリングをしますので、お母さんがどうだったか思い出してみてください。
『全く覚えてないけど、大丈夫ですか?』
はい、大丈夫、思い出しますから。
・・・・ヒーリング後
どうでしたか?
『幼稚園の時、母が毎日、私の長い髪の毛を結ってくれて、ニコニコしながら手をつないで送り迎えしてくれてました(泣)
兄妹ばかり優先で、手もつないでもらえなかったって思ってたんです。
本当は違ったんですね(泣)』
そうですね。
お母さんに愛されていることは、毎日歯磨きをするのと同じように当たり前のことだったんですよ。
毎日、愛されていることが当たり前だから記憶にないんです。
当たり前のことは、特別なこととして記憶に残らないんですよ。
でも、ちょっと寂しい、悲しい、傷ついた、なんてことは当たり前ではないので、特別なこととして記憶に残るんです。
それが、たとえ、たった1回のことでも毎日のことのように、記憶に刻まれるんです。
大きな勘違いですよね。
『そんな勘違い小僧が、私の中にいるんですね・・・・
それも大人の自分を揺さぶる自己中心的な法律作っちゃて!
ほんと、ひどい人間だ、人間ってこんなひどい生き物なんですね』
そうですね。
みんなの中にいます。
自分なので消し去ることはできませんが、修正しコントロールすることはできますよ〜
自分の中の子供を成長させる方法で、脳の潜在意識を変えて行くんです。
『へぇ〜〜〜、潜在意識を変えることができるんですね。
よかった、このままじゃ、子供のままですもの。
今晩は、夫のご馳走の晩ご飯にします!』
離婚したそうなお話の始まりでしたが、爽やかな夫婦関係を築けそうですね!
本当に、記憶って曖昧です。
自分に都合の良いように記憶されています。
その勘違いがわかれば、絡んだ糸もほどけますね!
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